Fluid Motionを利用する場合、主にdGPUとAPUのふたつの選択肢がある。dGPUの利点としては、intelとAMDのどちらのCPUでも自由に選択できることであろう。また、この方法がもっともFluid Motionを安定させられると思う。この場合の「安定」とはFluid Motionで補完された動画が破綻する(乱れる)ことなく再生されることである。困ったことに、この機能に注目して動画を視聴するようになってから、僅かな乱れすら気になるようになってしまった(笑)Fluid Motionが乱れる原因のいくつかは検討がついているのだが、dGPUで利用する方が経験上トラブルが少ないように思う。
2022年10月現在、Fluid Motionが利用可能なdGPUについてまとめてみた。これらのdGPUをすでに所有しているならFluid Motionにチャレンジしてみてほしい。新規で導入する場合、入手のしやすさとTDPの低さを鑑みるとRadeon RX 550がベストバイであると思う。基本的にGCN世代のモデルがFluid Motionをサポートしているようで、以降のモデルは世代が新しくなりFluid Motionはサポートされなくなってしまった。よって、新たなモデルが追加される可能性は非常に低いのが現状である。
Fluid MotionをサポートするdGPU(2022/10現在)
型番 | TDP(w) |
---|---|
Radeon R7 260X | 115 |
Radeon R9 285 | 190 |
Radeon R9 290 | 250 |
Radeon R9 290X | 250 |
Radeon R9 360E | 75 |
Radeon R9 360 | 75 |
Radeon R9 380 | 190 |
Radeon R9 380X | 190 |
Radeon R9 390 | 275 |
Radeon R9 390X | 275 |
Radeon R9 Nano | 175 |
Radeon R9 Fury | 275 |
Radeon R9 Fury X | 275 |
Radeon RX 460 | 75 |
Radeon RX 470 | 120 |
Radeon RX 480 | 150 |
Radeon RX 550 | 50 |
Radeon RX 560 | 75 |
Radeon RX 570 | 150 |
Radeon RX 580 | 185 |
Radeon RX Vega 56 | 210 |
Radeon RX Vega 64 | 295(空冷版) 345(水冷版) |